漆黒の羽毛をもつ極楽鳥
新種の極楽鳥「フォーゲルコップカタカケフウチョウ」が、インドネシア領ニューギニア島のドベライ半島で発見された。「フォーゲルコップ」とは、ドイツ語で「鳥の頭」を意味する。
natgeo.nikkeibp.co.jp「極楽鳥」として知られるフウチョウ科のなかで、カタカケフウチョウは1種しか存在しないと、これまでは考えられていた。しかし、今回発見されたフォーゲルコップカタカケフウチョウは、野外調査と標本の分析により、オオカタカケフウチョウとは遺伝的に異なるという結論が導き出された。
フォーゲルコップも、オオカタカケフウチョウと同じく、漆黒の羽毛をもっている。この羽毛は、表面が特殊な微細構造となっているため、光をほぼ100パーセント吸収している。なお、飾り羽を広げたときの形状は、オオカタカケフウチョウとは違う。
youtu.beそのほかの違いとしては、求愛ダンスの動きだ。オオカタカケフウチョウはピョンピョン跳びはねるのに対して、フォーゲルコップは左右に半円を描くように小走りするのだ。また、フォーゲルコップはオオカタカケフウチョウよりも愛らしい鳴き声をしている点も違う。