深海でサンゴの群体を発見
メキシコ湾の水深2300メートルの深海で、サンゴの群体が発見された。
natgeo.nikkeibp.co.jpサンゴの群体が見つかったのは、調査船オケアノス・エクスプローラーによる遠征調査でのことだ。この種(ウミトサカ目、トクササンゴの仲間)は、比較的深い海で見られるが、今回のように極端に深い場所で群体として密集しているケースは珍しいようだ。
なお、米海洋大気局(NOAA)の推定によると、このサンゴは1000年近く生きている可能性もあるとのことである。サンゴが密集状態で成長するためには、餌となる動物プランクトンや藻類の存在のほか、安定した環境など、多くの条件がそろう必要がある。
また、非常に密集したカイメンも発見されており、クモヒトデやワームなどの生息が確認されたとのこと。