サムの備忘録

趣味ネタ、時々社会的なテーマ。IT関連のテーマはもう1つのブログに投稿してます。

スーパーキャパシターの採用

ランボルギーニとMITは、バッテリー不要の電気スーパーカー

「テルツォ・ミッレニオ」のコンセプト車を披露した。

www.cnn.co.jp

テルツォ・ミッレニオは、カーボンナノチューブ製の車体をスーパー

キャパシターとして利用している。カーボン製のスーパーキャパシタ

は柔軟性が高いため、形状を車体パネルに合わせられ、重量やデザイン

への影響も抑えられる。また、エネルギーの蓄積・放出をバッテリー

よりも高速で行うことができる。

 

一方で、大量のエネルギーを長時間保持できないという

大きな難点が存在するため、それの解決が最大の課題である。

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カーボンナノチューブの車体は自己修復機能も備えており、センサーで

ひび割れを検知して、小さな傷程度であれば即座に修復することが可能。

タックスヘイブンのリスト化

欧州委員会のドムブロフスキス副委員長は、租税回避地

リスト化について、今年12月に合意したいと意欲を示した。

www.asahi.comリストは、非EU加盟国のタックスヘイブンが対象。現在、約50の

国・地域が候補になっている。また、フランスは、世界銀行などの

国際機関による金融支援の削減などを、理事会で提案した。

 

ルクセンブルクアイルランドなど、優遇税制により企業誘致を行う

EU加盟国に配慮し、非加盟国のみを対象にしているとみられる。

 

ドムブロフスキス氏は、EU経済・財務相理事会後の会見で、

国際調査報道ジャーナリスト連合が報じた「パラダイス文書」

にも言及しており、パラダイス文書が新しい政治的な推進力を

生むことを期待しているとも話した。

骨の再生メカニズムが解明

東京工業大学によるゼブラフィッシュを用いた実験で、

骨芽細胞の前駆細胞の働きが解明された。

news.mynavi.jp

魚類や両生類は高い組織再生能力を持つため、手足を失っても元どおりに

再生できる。しかし、再生する際に細胞がどこから供給されているのかは、

これまでほとんどわかっていなかった。

 

今回、研究グループは、ゼブラフィッシュのヒレの再生をモデルとして、

再生組織の細胞(OPC)を標識して、長期にわたって追跡した。その結果、

ヒレや鱗などの微小環境に休眠状態で保存されていたOPCは、組織に傷害

が与えられると移動し、骨芽細胞を形成することがわかった。その際、

OPCは自己複製し、新たに微小環境を形成することもわかったとのこと。

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さらに、この細胞を長期に渡って追跡すると、OPCは再生時だけでなく、

正常な組織が骨組織を新生する際にも、骨芽細胞を供給していることが

わかった。このことから、OPCは骨の再生および恒常的な維持に重要な

役割を果たしているといえる。

 

ヒトを含む他の脊椎動物でも、同様の仕組みがあると考えられ、

研究グループは骨疾患の原因解明や再生医療の進展に寄与する

可能性があると主張している。

肖像画に隠されたメアリー

スコットランド貴族サー・ジョン・メイトランドを描いた、16世紀

肖像画X線で撮影したところ、顔料の下に女王メアリーの下絵が

隠されていたことが判明したようだ。 

natgeo.nikkeibp.co.jp

X線撮影により隠された下絵が発見されたケースは、これまでにも

確認されている。たとえば、ドガやピカソの有名な作品の下にも、

下絵が隠されていたことが判明している。

 

この時代、上流階級を相手に仕事をしていた芸術家は、頻繁に下絵

を描いていたが、今回のように完成に近い絵が見つかるのは珍しい。

 

メイトランドの肖像画を描いたのは、エイドリアン・バンソンという

芸術家で、メアリー処刑の2年後に作品を完成させた。下絵を描いた

のもバンソンであると考えられ、メイトランドからメアリーの肖像画

制作を注文された可能性も考えられる。メアリー処刑以降の政治的緊張

から、論争の種になり得る彼女の姿を覆い隠そうと、メイトランドは

自分自身の肖像画を上から描かせたのかもしれない。

ジャパニーズモダンな作品

11月4日から福岡県北九州市で「ジャパニーズモダン・イラスト展」

が開催されており、国内外で活躍するイラストレーターの描き下ろし

作品が展示されている。

www.mdn.co.jp

ジャパニーズモダン・イラスト展では、2015年に世界文化遺産

登録された「官営八幡製鐵所」や、文化庁の日本遺産に登録された

門司港レトロ地区」など、北九州市に存在する近現代の施設や

建造物をモチーフとした作品展示会だ。

 

和風テイストやモダンな雰囲気の作風に定評のある作家陣が

参加しており、会場では描き下ろし作品を用いた商品も販売される。

 

参加アーティストは、浅野氏 / オオタニヨシミ氏 / 加藤木麻莉氏

/ しいたけ氏/ たかなししん氏 / チバサトコ氏 / 藤ちょこ氏 / Benicco氏

/ 宮川雄一氏 / 吉田暁氏の10名。複製原画は特設サイトでも販売される。

筋強直性型の発症の仕組み

筋ジストロフィーの中で最も患者数が多い「筋強直性ジストロフィー」

の発症の仕組みを解明したと、大阪大の中森雅之助教らのチームが発表。

yomidr.yomiuri.co.jp

筋強直性ジストロフィーの患者数は国内で1万人以上とされているが、

根本的な治療法は存在しない。患者の遺伝子からは、共通する特徴が

見つかっていたものの、発症の仕組みは不明だった。

 

今回、重症患者から採取した筋肉の細胞を調べた結果、インターロイキン6

というタンパク質が作られていることがわかった。これには激しい免疫反応

を引き起こす作用があり、筋肉を維持するバランスを崩しているとのことだ。

 

インターロイキン6の働きを抑える薬は、関節リウマチの治療で

既に用いられており、応用が期待できるという。

フィンランド航空で体重測定

フィンランド航空では、離陸前に乗客の体重測定を行うことになった。

積載重量に関する正確なデータを収集するのが狙いだと説明している。

www.cnn.co.jp

体重測定は任意かつ匿名で行われているとのこと。自主的に体重測定

に応じた人は約180人で、当初の予想よりもはるかに多かったという。

 

なお、機内に持ち込む荷物も対象となっており、

搭乗客は荷物を持って体重計に乗ることが求められる。

 

航空業界では、欧州航空安全機関が提供する搭乗客の平均体重に基づいて

航空機の重量を計算するのが慣習となっている。ただ、EASAのデータは

2009年の調査に基づくものであるので、フィンランド航空はより新しい

データを収集し、飛行計画の策定に役立てたいと考えている。

 

今回のプログラムは来年にかけて断続的に実施される予定のようだ。

体重測定は、今回が初めてではなく、80年代にも実施したことがある。