大手5行が4年ぶりに純利益増
大手銀行5グループの2018年3月期決算について、連結純利益の合計額は前期比6.8%増の2兆6908億円と、4年ぶりに増加した。
www.jiji.com2016年に導入されたマイナス金利政策が大手行の収益を圧迫していたが、貸し倒れに備えて過去に計上した費用が融資先の経営改善で不要となったことや、持ち合い株の売却を進めたことで、利益を確保できたようである。
本業のもうけを示す実質業務純益の合計額は、19.4%減の2兆394億円だった。国内貸し出しの収益性は悪化傾向が続いている状況である。特にみずほは33.5%減と大きく落ち込んだ。米国の金利上昇に伴う債券運用の悪化が重なったことが要因のようだ。
将棋叡王戦で高見六段が3連勝
第3期叡王戦決勝7番勝負の第3局が行われた。
www.eiou.jp千日手指し直しの末、先手の高見泰地六段が金井恒太六段を破った。これで高見六段は3連勝で、初のタイトル獲得にあと1勝と迫った。第4局は26日に群馬県富岡市で行われる。
金華山腹で岐阜城の石垣発見
www.asahi.com石垣は、標高145~160メートル付近で発見された。また、石垣に用いられた石材の中には幅270センチ、高さ60センチの巨石もあり、過去に金華山で発見されたものでは最大だった。そのため、石垣の上には重要な施設があった可能性が高いという。
織田信長が入城した1567年頃に築かれたとみられ、ふもとから権力をみせつけるための施設だったのではないかと推測されている。
Caイオンと脳神経活動の観察
マサチューセッツ工科大学は、脳内の神経活動を直接モニタリングできる新型MRIを開発した。脳内のカルシウムイオンの動きを検知する仕組みとなっている。
news.mynavi.jp従来型MRIでは脳内の血流の変化を検知していたのに対して、新型MRIでは神経発火現象に直接関係しているカルシウムイオンの動きを検知できる。
脳内のカルシウムイオンを調べる手段として、蛍光分子マーカーを使って顕微鏡観察する方法はあったものの、狭い領域しか観察できないという限界があった。今回の新型MRIは、非常に大きな脳組織に対して適用できるという利点がある。
カルシウムセンサでは、シナプトタグミンと酸化鉄磁性体ナノ粒子を用いる。シナプトタグミンは脳内でカルシウムと結合する性質をもち、酸化鉄磁性体ナノ粒子はカルシウムが存在するときだけシナプトタグミンと結合する性質をもつが、これらの性質を利用することにより、神経活動の変化を検出するのである。
今回開発されたカルシウムセンサは、脳内に刺激を与えてから画像を得るまでに数秒間の応答時間を要するため、今後の課題は応答時間の短縮である。また、血液脳関門(blood-brain barrier)をセンサ粒子が透過できるように改良することも目指す。
台湾のWHO総会参加は絶望的
台湾外交部は、世界保健機関年次総会への招待状が届かなかったことを明らかにした。
www.jiji.com今回招待状が届かなかったのは、蔡英文政権が「一つの中国」原則を受け入れないことを理由に、中国がWHOに圧力をかけたためだ。これについて、対中政策を所管する大陸委員会は「中国は一方的な政治主張で台湾の総会参加を妨害した。WHOの憲章に違反するだけでなく、台湾人民の権利も奪った」と抗議した。