サムの備忘録

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陰茎および陰嚢の移植に成功

ジョンズ・ホプキンス大学の医師が、陰茎および陰嚢の移植手術にはじめて成功した。患者は、アフガニスタンでの戦闘で生殖器を失った若い退役軍人とのこと。

japanese.engadget.com世界ではじめて陰茎の移植が成功したのは2016年のことだが、今回は陰茎だけでなく陰嚢の移植にも成功した。患者は現在、免疫抑制治療を受けているようだが、術後の経過は良好とのことだ。

手術内容は、死亡したドナーの生殖器全体を、下腹部の腹壁ごと患者に移植するというものである。この移植術は「血管柄付遊離複合組織移植」と呼ばれ、皮膚・筋肉・腱・神経・骨・血管がまとめて移植される。インプラントによる再建手術と比べても、自然な形状や生殖機能を回復でき、感染リスクも存在しないことが利点だ。

 

今回の手術においては、ドナーの睾丸は取り除かれていたようだ。なお、睾丸が移植された場合、生産される精子はドナーの遺伝子をもつため、移植先の男性は生物学的な子どもを作ることはできない。