新種の鎧竜がユタ州で発見
新種の鎧竜「アカイナケファルス・ジョンソニ」(Akainacephalus johnsoni)の化石が、ユタ州南部のグランド・ステアケース=エスカランテで見つかった。
natgeo.nikkeibp.co.jp今回見つかった化石は、頭骨と、尾の先端のこぶを含む骨の一部だった。頭骨については、ピラミッドのような形状で、骨質のとげに覆われていたことが特徴的であるとのこと。見つかった場所の周辺は「カイパロウィッツ高原」と呼ばれている地域だ。広さは40万ヘクタールで、豊かな化石層に加えて620億トンの石炭鉱床があると考えられている。
この恐竜は、「ララミディア」という亜熱帯大陸に生息していたと考えられている。なお、ララミディア大陸の南部にいたアカイナケファルスは、ララミディア北部にいたアンキロサウルス科の仲間よりも、アジアの同科の恐竜に近縁だったようだ。