サムの備忘録

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山形県で新種のクマムシ発見

慶應義塾大学の荒川和晴准教授は、山形県鶴岡市にあるアパートの駐車場に生えていたコケを採取し、研究室に持ち帰って調べた。その結果、新種のクマムシを発見した。

natgeo.nikkeibp.co.jp世界には1000種以上のクマムシがいるとされ、毎年約20種の新種が見つかっているが、今回の発見で日本に生息するクマムシは168種になった。

 

この新種のクマムシは「ショウナイチョウメイムシ」(Macrobiotus shonaicus)と命名された。ショウナイチョウメイムシの視覚器官・口・体表の孔などはほかのクマムシによく似ているが、脚の内側表面にひだがある点や、卵の表面に杯状の突起が並んでいる点で異なる。

 

ショウナイチョウメイムシに似たクマムシは2種存在し、1種はアフリカ産、もう1種は南米産だ。この新種は古代の系統の子孫である可能性があり、クマムシの多様化と適応を解明するヒントになるかもしれない。